____…… 後日。 「……全部聞いただろ、これからのこと……」 「……聞いた」 奏と公園のベンチに並んで座る。 「……婚約も破棄。桜雅も東京に行ってしまう。そしてもうすぐ卒業。私はこれからなにしようかな……」 「……奏」 哀しそうにそう言う奏に俺は心が痛む。 「桜雅は、行かないとは言わなかったんでしょ」 「……ああ。言えなかった……」 「……それは自分の中で本当にしたいことが分かってるから言えなかったんだよね」 奏はそう言ってベンチから腰をあげた。