「……俺はおまえが守りたいものを全て守りたい。おまえが守りたいものはなんだ……?」 ……私が守りたいもの。 「……藍自身と香月家……Flower Pinkのみんな……あと桜雅さん」 「……自分は?」 「自分自身はいいの……自分よりみんなのことが大切だし失いたくない」 「……」 私がそう言うと桜雅さんは私を離して私の頬に触れた。 「……桜雅さん?」