「な? 香月。俺たちを待っててくれてたんだもんな」 そう言う桜雅さんはやっぱりお見通しだ。 「あ、ありますよ! みなさん入ってください、あと制服脱いでください。洗いますから……!」 「ほんと!?やったー!!」 「椿、おまえは遠慮が無さすぎなんだよ!」 喜ぶ椿さんにツッこむ楓さんを見て私は心が和んだ。 「みなさん帰ってきましたか!?」 そしてみんながワラワラ部屋に入ってきた音に気がついたのか藤華さんは慌てて起きてきた。