「……よかった……!」 私がヘナヘナとその場に座り込むとみんなは驚いた顔をする。 「……っていうか、いい匂いする!ごはん俺らの分もあるとか?」 椿さんがそう言うと楓さんはガッと椿さんの腕を肘で殴った。 「……あるわけねえだろ! ここは桜雅さんとQueenの家なんだ、俺らの分がある訳が……」 「いや、あるよな?」 楓さんがそう言いかけると桜雅さんは遮ったようにそう言った。