「……桔梗も、ごめんな……こんなところで重大なことをやらせてしまって……」 「……とんでもないです。桜雅さんの為なら僕は動きます」 無事5人の手当が終わった桔梗くんに対しても桜雅さんは申し訳なさそうに言った。 「……藤華」 「はい……」 「一犀に連絡してくれ。1人は捕まえた、あとは2人いると」 「分かりました」 私から離れてそう言う桜雅さんは辛そうな寂しそうな顔をしていた。 ……なんで、そんな顔をするの……