Flower Pink





「……言え。言わないとおまえを学園から抹消するのはもちろん、家の会社をも倒産させる」



「……っ、は、春橋高校の奴らから……いきなり連絡が来たんだ。僕の家は経営が困難で……借金だってあった……それを……肩代わりしてくれるっていうから……」



「……そうか」



桜雅さんは静かにそう言って胸ぐらを掴んでた手を離した。



「……おまえの他にまだいるだろう。名前を言え」



「……僕が知ってるのはあと2人だけで……それ以上いるかは知りません……!」



そう言う生徒に対して桜雅さんははー……とため息をついた。