「……春橋には雷鳴のように今すぐにでも攻めに行かないんですね」
比べてすごく慎重だ。
「……ああ。向こうの要望がQueenであるおまえでプラス学園のこともあるからな。安易に行動はできない」
……すごくちゃんと考えてる。
「ま、どっちにしろおまえ1人で行かせないし強行突破はするんだけどな。タイミング待ちってやつ」
……そういうことか。
じゃあ私もいつ始まってもいいように心構えをしとかないとってことだよね。
「蓮司、向こうの見張り頼んだぞ」
「……ああ」
すでにパソコンでなにやらしてる蓮司さんに桜雅さんはそう言った。



