朝、聞きなれないアラーム音で目を覚ます
微睡みの中にいた私は、頬に触れる温もりに、一気に現実へと引き戻された
「起こしてしまったかな」
「お、おはようございます…」
体を起こしかけた所でハッとする。
私、服を着てない
私の頬を撫で微笑んでいる相田さんも同じく服を着ていなかった
あれ、これってそういう事だよね…
「動けるならシャワー浴びておいで。」
焦る私の脳内とは対照的に相田さんは変わらず紳士に気遣ってくれる。
恥ずかしくなって目線を逸らすも、筋肉質で引き締まった身体が目に入り、余計に意識させられる
「シャワー…お借りします」
逃げるように浴室へと向かうのであった。