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「失礼しました」
頭をペコリと下げて部屋から出ていく。
3人とも別々の部屋で事情聴取された。
もちろん授業は受けていない。
教室、戻りにくいな…。
私の話を聞いてる時に先生は言った。
『小早川さんみたいな真面目な子が八神くんと関わってはいけない』
何もない普通の生活だった。
菫と笑いあって
クラスのみんなとも割と仲が良くて
その普通の生活が楽しかった。
でも
あの日から…
あの彼女のフリから、私の生活は変わってしまった。
ガラッ
私が事情聴取された隣の部屋のドアが開いた。
そこから出て来たのは八神くん。
不機嫌な顔の八神くんは、私を見つけるなりいつもの表情に戻った。
「小早川さん」
駆け寄ってくる八神くんが…
苦しくてたまらない。
