TIPOFF!! #LOVE SPRING





「あれ、未茉ちゃん。何してんの?」

後ろから聞き覚えのある声に未茉は振り返ると、

「翔真!!」
明徳男バス部員達がひきつれてやってきた。
「俺らはここで大成と練習試合だけど、お前なにしてんだ…?」
逆になぜ白石がここにいるんだと不思議そうに見られる。

「特別許可が先程おりてな!!」
単純に嬉しそうに威張ると、翔真は自然にそんな未茉の隣に腰かけた。

そんな翔真はよほど未茉のタオルが気に入ったのか今日もしていた。


「さすが翔真は一年でスタメンか。」

「どうも。」
まるで知ったそぶりの口調のこの白の巨人マイクの迫力に全く怯むことなく翔真は軽く頭を下げた。
そして試合前とは思えない程のリラックスで眠そうにあくびまでしてる。

「お前、マイクと知り合いなの?」
「マ・・・っ!!?」
未茉に呼び捨てをされて驚いて口をパクパクさせるも、
「うん。同中の先輩。」
「どこ中?」
「世田中だよ。」
「お前!!ちゃんとこの女に礼儀っーものを教えろ!!」
翔真を取っ捕まえて、マイクは怒るも、

「別のことを教えようとは思ってますけどね。」
意味深な笑顔で交わす翔真に、
「おまっ・・・」
呆れて怒る気も失せる。