そして数々の高校バスケインターハイのドラマを見てきた記者達の言う通り、強豪校での4Qでの強さを大成が発揮しだした。
54-52と着実に大成は明徳に迫りつつあった。
少しずつ少しずつ、じわじわと大成が追い上げて接戦の展開を見せていた。
「クソ…っ」
結城は悔しそうに膝に手をついて唇を噛み、ゴールを睨んだ。
「プライドの全てを賭けて俺がお前らに負けるわけにはいかない。」
そんな結城を高さ二メートルからBIG3を見下ろしたのは、マイクだった。
「勢いだけでそう簡単に全国に行けるなんて思うな。今日は三人に明徳を選んだことを後悔させてやるからな。Hey!!ーーCome On」
「「はぁはぁはぁ…」」
明徳の最大の高さは大成のパワーに完全に封じ込められ全く通用してなかった。一年の三人のスタミナの消耗も激しく、
(一年前まで一緒にやっていたとは思えない…。)食らいつくのがやっとだった三上は、高校一年でこんなにもマイクのスタミナとパワーの差が出たことに驚いていた。
「湊を押さえれば、間違いなく明徳の勝ちはなくなる。徹底的にマークしろっ!!!」
マイクは手を叩き、コートの五人に喝を入れた。
(コイツら三人パスの回し方も癖も俺が一番に分かってる。教えてきたのは俺だからな。)
「たけぇ!!またブロックだっ!!!」
動きを読まれていた三上はいとも簡単にマイクにシュートブロックをされて、リバウドを取ろうとした接戦によろけてしまい、速攻を止められなかった。



