「「すげぇぞ明徳ーー!!!大成との対戦楽しみにしてるぞぉぉ!!!」」
「「明徳ーー!負けんなよー!!」」

試合終了。
去年敗退した東並高校相手に117対82と最終QでBIG3の息のあった連携と、翔真が怒濤のゴールラッシュを決め観客を魅了させると、会場は大成との対戦に挑む明徳に期待の声援が送られていた。

この試合で一躍明徳は東京トップとして注目の的となった。


「凄いな…湊は。相変わらず。」
同世代のライバルながら、高校でも差がつけられ、素直に悔しむ早乙女。

「アイツのダンクは高校生とは思えないくらいのパワーとスピードだよ。まぁ、申し訳ないが、BIG3の活躍は今日までだ。」
白の巨人・マイクは、次戦の後輩達に向けてはなむけの言葉と共に対戦を待ちわびた。

「「翔真!!」」「「翔真!!」」
「「BIG3最高!!」」
コートからBIG3達の姿が見えなくなるまで会場は声援を送り続けられてる中、

「翔真、おめでと。」
「……!ユリ。」

そして元カノ前園ユリ率いる桜蘭学園のBブロックの決勝戦がこの後、同コートで行われるのであった。