「あ、そぉだっ!」と
手を叩き未茉は閃いたように翔真の方を向き、
「翔真っ!エース同志どっちが多く点入れられるか勝負しよーよっ!」
「いいよ。負けたら何でも言うこと聞くことになるよ?」
「いーよいーよっオッケーオッケー!!」
(あ…軽く思われてるな…)
(翔真のことだから絶対燃えるな。)
(絶対ここぞとばかりにエロイことをしようとしてるに違いない。)
あっけらかんと笑う未茉とは裏腹に三人は冷静に思ってる横で、
(白石が危ないっ!!ここは呪いを…いやいや、明徳の勝利は白石が喜ぶ…)
うぅ~~~ん・・・と未茉の身の危険を案ずるキタローが放つ強い迷いの念に、
「おい、キタローがまたなんか変な念飛ばしてるぜ。怖ぇっ」
「やべぇ・・近寄ったらぜってぇ呪われるな・・。」
クラスでは生徒達が唸るキタローの姿にビビリだす。



