ピーーッ!!
「じゃー30分後、試合開始!それまでにキーパー決めて各クラスで練習!」
先生が笛を吹くと男子は楽しそうに集まって練習を始めてる。
「結城ーっ!PKやろうぜPK!」
「おう、止めてやッからな」
「あははっ行くぜ!無回転シュート!」
「めちゃくちゃ回転してるっーの!あはは」
遠くのコートではBIG3が楽しそうにイキイキとサッカーを始めてるのを見て、未茉は羨ましそうに眺める。
「ちぇーっ。男女別じゃなかったら絶対に交じるのによぉ!!」
「サッカーなんてマジだるい。」
「っつーか負けでよくない?」
それに比べてこちらはクラスの女子が重そうに腰を上げダラダラとやる気無さそうに集まる。
「いや、頑張ろうよっ!!あたし得点決めるし!!」
思わず言ったものの・・・シラケた視線と面倒な空気が広がる。
「てかキーパー誰やんの?」
「キーパーなんて絶対嫌。痛いし恥ずかしいじゃん!!」
キーパー決めるのに何分も論争し、しまいにはジャンケンとか誰かが言い出し始めた時、
「白石さんやりなよ。バスケ部だしそーいうの得意でしょ?」
「別にそれはいいけど、あたしサッカーできるから点決めれるぞ!!」
「いーよ。そーゆー熱い感じ。」
「そうそう。うちらさっさと負けて見学したいし。」
「BIG3達の試合見たいしねー♡きゃぁあー」
「お前らなぁ~~・・・。」
ちらりと椎名さんを見ても明後日の方向を向いて顔合わせようともしない。
(この野郎・・)
ーーばしんっ!!
「「!!?」」
イライラMAXの未茉は、サッカーボールを思いっきりバウンドさせて掌で掴んで女子達を睨み、
「じゃもういーよ!とにかくあたしが無失点に押さえて決勝戦まで持ち込むから、へなちょこでもなんでもいいからシュート決めろよなっ!!!」
女子達を指で差して怒鳴りつけ‘フンっ!!’と鼻息荒くして未茉は一人で背を向けて去ってった。



