「東京のナンバーワンガード!!王子の星河匠だ…!あのスターツインズ(兄弟)だ……!!!」
興奮して震えながら指差す三上に、
「えっ!!?あの双子のスターツインズ!?」
その名前を東京でも知らないやつはいないとばかりに結城も興奮気味に何度も雑誌と本人を見比べる。
「へえ…そうなんだ」と驚くこともなく普通に翔真は受け止める。
「まいったな。」
まんざらでもなく微笑を浮かべ匠は髪をさらっとかきあげる。
「さすがスターツインズ弟、星河匠!!有名人だなっ!!」
幼なじみとして未茉は少し誇らしげに匠の背中を叩いた。
「ん?お兄さんなのに名字が違くない?」
「匠兄は近所に住んでてうちのパパの経営するクラブリーグ出身の幼なじみなんだよ。」
「うちは片親で雅代さんが俺らの母代わりで実母同然に世話してくれてんだ。」
「へえ…。」
「しかし…白石、お前って奴は凄い人と幼なじみなんだな…」
「何言ってんだ。凄いのは未茉の父ちゃんの兄貴の方だから。」
ぽかんとした三人の反応に匠は‘えっ、言ってないの?’という顔で未茉を見る。
「父ちゃんは日本初のNBAプレーヤーの元日本代表で今は日本代表監督してるし、兄ちゃんは我が王子出身の王子大行ってインカレMVPプレーヤー。」
「「なっなんだってぇ!!?」」
目を丸くした結城と三上は声を揃えて驚いた。
「未茉の兄ちゃんにはこてんぱにやられたし、父ちゃんには、ミニバスから朝から晩までしごかれたし、今の俺が凄いとしたらみんな白石家のおかげだ。」
「天才少女とは思ってたけど…白石サラブレットだったんだ。」
憧れのスタープレーヤーの血筋と知り、すっかりみる目が変わった二人。
「サラブレットじゃねぇよ。だってママは全くのスポーツダメなモデルだったし、一目惚れしたパパに猛アタックして結婚したんだもん。」
「なるほど、ママ似だと思ってたけど未茉ちゃんの可愛さはモデルのママの血筋なんだね。」
あのママならば、猛アタックぶりも目に浮かぶようだと納得する翔真。



