「さぁさぁっ!!花火しましょー♡♡いっーぱぁい出てきたからっ!!」
なぜかママまで浴衣に着替えて大量の花火を持って登場し、
「なんでママまで着替えてんの・・?」
「ふふふ♡やっぱり花火には浴衣でしょーっ!遠征中のパパに見て貰えなくて残念だけど、どうかしら湊くぅーんっ!?似合うかしらぁ??」
「はいとっても似合ってます」
「きゃぁああー♡♡湊君ってば!お上手なんだからぁー♡♡」
「それ別に上手でもなんでもないですよおばさん・・・。」
言わされた感が半端ないと莉穂は突っ込む・・・。
「駿!ふざけんなよっ!マジあっぶねぇーなっ!」
「くらえっ!!」
「いけー!駿!やれやれぇー!!あははっ」
ロケット花火を二階堂は和希瑞希にここぞとばかりに向けてびびらせていて、それに未茉も賛同してぎゃあぎゃあと騒ぎながら走り回ってる。
「懐かしいなぁ中学。毎日本当に楽しかった。未茉や静香がいて。」
翔真に頼まれ未茉の中学時代のアルバムを持ってきた莉穂はベンチに座ってしみじみと思い出のページを巡り振り返っていると、
「うん、なんか想像しただけでも楽しそう。」
未茉達を眺めながらも翔真も隣に腰かけた。



