TIPOFF!! #LOVE SPRING






「おい駿!さっきの続きやろーぜ!!」

帰りの途中の地元のバスケゴールのある公園が見えて走り出すと、上着をベンチに放り投げバスケットボールを取りだして嬉しそうに未茉はゴールに向かう。


「相変わらずのバスケバカだなぁ未茉。明徳でもあんな感じ?」

夕焼け空の下、はしゃぐ未茉を眩しそうに見つめる莉穂は翔真に尋ねた。


「うん。でも女の子とこんなにイキイキと話すの見るのは、静香ちゃん以外で東条さんが初めてかも。」

「やっぱり…そっか。未茉、中1の時とかずっと駿や男友達とつるんでて、中2で私と同じクラスになるまで女友達一人もいなかったし。」

「…」

「本人全く自覚ないし裏表ない分、男にも相当モテたから僻まれることも多くてさ、明徳では大丈夫かな。って心配だったんだ。」

「そのうちできるよ。それまで俺らが一緒にいる。」

「なんか余計できなそう…」
「え?」
「なんでもない。」

「ところで未茉ちゃんはなんで王子に進まなかったの?」
「進学に必要な偏差値が全然足りなかったの・・・。」


「・・・・。」