「2対2って……もしかして」
未茉は声を震わせながら聞くと、田島の視線は明らかにこの四人を示した。
「いっ……!」
声を詰まらせ、ふるふると俯いて震え出す未茉に
「ま、怖じ気ついても仕方な……」と田島が言いかけた時、
「いっよっしやぁぁあっ!!!」
他の部員達がビクッと動きが止まるくらいの体育館中に響く声で未茉はガッツポーズをした後、
「部活サボってよかったぁー!!いえーいっ!!」
嬉しさ全快に高らかにジャンプすると、
「なっ…!なんなのこの子。」
「こういう奴なんですよこの子は・・。」
大成ナンバーワンプレーヤーの二人とプレー出来るなんてこの上ない幸せに飛び上がって喜ぶ未茉にほんのからかうはずの田島の顔はひきつっていた。
「白石さんに湊……?!なんでここに……」
未茉の声に気づき体育館の袖で練習してた早乙女はコートに目をやった。
「なんで未茉がおんねんっ!!」
外周に出てた一年女子が戻ってくると翔真と未茉がコートにいることに驚いて指さす静香。
「おー!やっほー静香♪聞いてよ!あたしこれからマイクと田島さんと翔真で2対2すんだー♪」
「なんやてっ!?」
ぶんぶんと両手を振り回しハイテンションの未茉は静香の元へ行くが、バコッ!と頭を叩かれ、
「アホ!マイクさんやろ!?先輩なんやから‘さん’づけせなあかんやろ!?」叩かれる未茉を見て、
「そうだもっと言ってやってくれ。」と今更ながらにマイクは静香に促すと、
「Hey…Ready?さて、本気でやんのか?翔真。」
ため息つくも面白そうな顔しながらマイクは確認した。
なんだかんだ言いながらも、血は騒いでいるようだ。



