仮入部を済ましてる部員達は、入学当日から新入生といえど部活が始まる。クラスの数名程が残るだけでBIG3と未茉はそのままお昼を食べることにした。
「おー結城!!こんなに買ってきてくれたのー?やったぁ!サンキュー!!」
購買で買ってきてくれた大量のパンをドサッと未茉の机の上に置いた。
「負けたからな。チキショー明日はぜってぇ負けねぇ!!」
ジャンケンで負けた結城が三人の分までパンを買ってきてくれた。
「おう!あ、あたしは、これとこれとこれとこれと」
「バカやろ取りすぎだろうが!!」
「俺はねこれとこれとこれとこれと」
「翔真ぁっ!ざけんなテメーまで」
「・・・・」
騒ぐ三人をよそに隣では三上は黙々とお弁当を広げ食べ始める。
「えーもう購買売り切れだったしーこの高校購買小さいねー」
「どうするどっか行くー?」
購買で買いそびれたのかクラスの女子が数名うなだれながら戻ってきた。
「あ、よかったらパン食う?いっぱいあるから。」
「いやいや、お前のじゃねぇだろ!!」
と結城は突っ込みながらも、見かねた未茉が声かけて自分の分のパンを差し出すと、
「いや、いいよー。」
「大丈夫。」
「遠慮すんなよ!部活だろ?腹減るだろ」
聞いたが大丈夫と彼女達は言い張り素っ気なく出ていってしまった。