「宜しくね!湊君、結城君、三上君。」
ドキドキしながら椎名と女の子達はやってきて挨拶をした。
「あっ、キタロー!!!」
いまだにクラスの誰とも束にならずに教室の隅で一人でいたキタローを呼びに未茉は立ち上がった。
「え、なんでキタロー…?」
「アイツ怖くない?っーか呪われるし。」
ボソッと女子達が言った声のが聞こえ、寝ていた翔真がチラッと目を開けた。
「じゃ、あたしが抜けるよ。」
未茉はそう言ってキタローのとこに行った。
「じゃ俺も抜ける。」
翔真もあくびをしながら起き上がり言った。
「じゃ俺らも」と結城まで言いかけた時、
「や…やだっ!冗談でしょ?!ねっ?北君も一緒のチームでいいじゃん!!」
椎名が慌ててそう促し、悪い流れを立ちきろうとするが、
「でいいじゃん、とか言うなよ。」
いつも感情を表に出さない翔真があからさまに顔色を曇らせて言ったので椎名は青ざめた。
「ご……ごめんなさっ……」
次第に真っ赤な顔になり、ポロポロと涙まで溢れ、「そんなつもりじゃなくて…本当に…ただ……」泣き出してしまった。
「うん。」
いつもの優しい顔に戻った翔真は頷くと、未茉とキタローを手招きして呼んだ。
「あれ?椎名さん何泣いてるの?」
キタローを連れて戻ってきた未茉が尋ねると、
「リーダーが嫌だって。」
「えっ、じゃあたしやるから泣かなくなよ!な?」
「はい、じゃ決定ー!」
やった。と翔真は未茉を指差して笑った。



