ピー!!
試合再開の笛が鳴り響くと、スローインからパスを受け取った田島はドリブルでためを使って時間を使う。
ラスト8秒…7秒…6秒…5秒…
決められたら、同点でゲーム終了。
少しずつ焦ってしまうのは、勝ってるとはいえ、明徳の方だ。
残りの時間を一秒でも少なくして大成が点を決めて、明徳のオフェンスにしてタフショットにさせてシュートを外させる。
ここでスリーポイントなんて決められたら、逆転、一気に明徳の勝利の可能性は減る。
「よほどしっかり決める自信があるんですね。ギリギリまで時間使うなんて」
全くの焦りも見せない田島の攻撃の一手を待たされてるのを見て翔真は呟く。
「Yes.当たり前だ。アイツの駆け引きは相当うまいぜ。」
どこか誇らしげにマイクが言うも、
「白石…!!」
頑張れ…!!と思わず緊張に過ぎてく秒針をベンチのメンバーと同じように祈り息を飲む結城と三上。
どうする?どうでるーー田島…
誰もがそう彼女の一手に注目した時、
ーーキュッ!
未茉はボール目掛けて手を伸ばす。
「ーーーな!!?」
田島は驚いた。
「白石ぃ!?ファウルすんなっ!!」
「もうすでに5ファウルになっているのに、無理に行く必要はない!!」
フリースロー決められて残り数秒でしっかり決めるなんて至難の技だ。
驚き動揺したのか、一瞬手元がブレた隙を狙い、ボールを奪い取ろうとすると、
「おま…!?」
予想だにしなかったのか田島も慌ててボールを奪い返そうとするが、未茉も食らいついて全力でボールに掴みあい取り合いになる。



