ーーダンッ!!!
三年生の先輩達のディフェンスを軽々と欺き、地面を蹴りあげジャンプしてリングに片手で持ち上げたボールを勢いよくぶちこみ、リングを思いっきり揺らす。
「アイツ…!!」
(すっげーダンク!!)
未茉も思わず興奮気味に目を見張る。
「出たぁぁ!!ショーダンク!!!」
観客はそれを待っていたかのように声をあげる。
リングがギシギシと音を立てて揺れてる中、ぶらんっとぶらさがってジャンプして着地するも、どや顔一つせずなんてことない澄まし顔だ。
「ナイシュー。翔真!」
見慣れた光景なのか、結城と三上はぱちんっ!と手を叩き合う。
「さすが翔真!変わってないな!」
そう声をかけるのは、時期キャプテンの呼び声高い二年男バスの橘。
BIG3とは、同じ世田中出身で一年前まで一緒にプレーをしていたので息もぴったりだ。
「お前らみたいな頼もしい一年が入ってきてくれてよかったぜ!」
三年の男子部員達は三人の圧巻プレーを目の当たりにし嬉しそうに三人を受け入れていた。
「PGの橘も都選抜だった実力者だし、何しろみんな背も高いし、上手いし、今年の男バスマジでインターハイいけるんじゃない。」
女子バスの三年達が男バスのコートを見ながら呟くと、
「なるほど。あれが一年でスタメンなら納得できるけどーー白石!」
「!」
その時、鈴木がボールをノールックで勢いよく未茉の顔面目掛けて投げつけられても持ち前の反射神経で受け取り、
先輩達を見つめたまま3ポイントラインの遥か後ろのゴールネットへ背を向けたまま片手で放り投げた。



