「わぁーいっ!!終わった終わったぁーいっ!!」
それから三時間後。
合唱コンクールを終えた面々は教室に戻ってきて、さっきまで青ざめてた未茉がうってかわって開放感から机にドンッと寝そべり両手をあげてる
「しっかし、惜しかったなぁ。学年は一番だったのに総合5位。」
「三年生半端ないな。」
少し残念な結果には終わったがベストを尽くしたとクラスは満足していた。
「白石お前ステージ登る時、一瞬コケたべ。」
「うっ・・・おぬしみてたのか。」
見逃さなかった結城に未茉はぎくりとするも、
「いや、クラス中があれで一瞬吹き出しそうだったぜ」
「あれで順位一つ下げたな。」
更に翔真が意地悪を言ってふて腐る未茉に笑った。
「さっ、昼買いに行くかなっ!」
机に座っていた未茉は、ジャンプして立ち上がり財布を取り出す。
「はっ?!もう腹減ったのかよ~コンクールで半日だし、この後ホームルームで終わりだぞ。」
「サボって飯食べて練習する!」
先生に見つかる前に、荷物をリュックに放り投げるように詰めだす。
「あぁ、そうか。明日かついに大成との練習試合か。」
黒板の日にちを見た三上が気づいたように声かけた。
「おお!!あっ!!!ねぇ見に来てよっ!!!白石未茉の初試合、初勝利の栄光に輝く瞬間をよっ!!!」
「うん行く」と誘われて嬉しそうに即答する翔真に、
「アホか!俺らは練習だろ!」と結城に止められる。
「じゃぁーーねんっ!!!」
リュックを振り回して大きく手を振りながら浮き足だって未茉は教室を出ていった。



