横顔がスキ 〜とある兄妹の恋の話〜

それは確かに

瑠璃の声だった



追いかけては

手からこぼれた愛



愛する資格なんかないと

あきらめたはずだった



でもそれはすぐそこで

オレを待ってくれてる





 もう絶対

 離さないから




 瑠璃





オレはポケットの石を

強く握りしめて
そうつぶやいた





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