愛さんのいないベッドでひとりで寝た



愛さんの匂いがして
無性に哀しくなった



いつもは安心するのに…



愛さん、好きだよ…


好きなのに、何もできない

もどかしかった



父さんは家にいなくても家族を養っていける



毎日、愛さんと一緒にいることはできても
オレは、まだ養ってもらって生きてる



14歳…
当たり前なのかもしれないけど



結婚したくたって


愛さんに赤ちゃんができたって


どぉすることもできない…



自分が虚しくて

情けなくて

嫌になった