「えっと…」 「この部屋掃除した時にさ、大人の本とかビデオとか見つけたことある?」 「オトナの…」 それって…と、なんとなく想像がつくけれど。 本当に見つけたことがないため、首を横に振る。 「ほらね、その時点でびっくり。ここだけの話、紘毅ってそういうのめっちゃ持ってたの」 「……っ!?」 顔がぶわっと熱くなる。 まさかの言葉に、顔が真っ赤であることだろう。