こいつに最後まで喋らせる義理はねぇし、途中で言葉を遮った。

男A「て、てめぇ!!兄貴をよくもっ!!」

よく言うよ。

それだけの人数で虐めといて。

『フッ…よくこの状況でそれが言えるな。』

バキッボコッ  バキッボコッ    バキバキッ   ボゴッ

ーーーよし、片付いたー☆

「あ、あの…」

めっちゃ死にそーな声が聞こえる!!

「あ、ありがとうございました…。あ、あなたのお名前は…?」

『あー、俺?うーん、純庵って言えばわかるかな…?』

「え!!あの有名な純庵ですか!!?」

『え?あ、うん。』

え、俺って有名なの…?

「あ、あの、僕、ほんとはもっとお話したいんですけど、こいつ病院に連れていかなきゃいけないので、失礼しますね。(´・ω・`)」

いや、そんなあからさまにションボリしなくても。

てか時間やばいっ!!

明日から二日目の学校じゃん!!

『じゃ、じゃあ俺も行くからーーー!!』

ダダダダダダダダダダッ…

ーーーーー「ほんとに早いなぁ…。憧れます…。」