そして、体育祭の練習が始まった。


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先生「おーい!!もっと声だせぇぇ!!」

『「「「「「「「はい!!」」」」」』


「いっちにー!!さんっしー!!!!」


『「「「「「ごー!!ろっく!!!しっち!!!はっち!!!」」」」」』


ふぃ〜、しんでぇ〜。



『なぁ、なんか意外にしんどくね?』

雄「それな。」


玲「そんな、にっ、疲れてない、のが、すっごい、くらい、だ、よっ!」


今にも死にそうな声で喋っている子犬がいた。

あぁ〜、癒やされるぅ〜。



幻夜「酷庵の雄さんが余裕なのはまだしも、なんで律まで余裕なんだよっ?ハアハア…」


うん、珍しく幻夜も疲れてるカンジかな?

淳也「ほんとそうですよね。僕らでさえこんなにもしんどいというのに…ハアハア…」


淳也はあれ、あれだな。

勉強とハッキングができて、体力があんましないタイプ。


『そーいえば瑠香は?』

夜明「ん、さっき保健室行くって言ってたぞ。」


雄・俺「『あ、それ絶対寝てるやつ。』」



そのあと、俺らは厳しい困難を乗り越え、それぞれ解散した。