会長候補はSweets☆王子!?

「ち、違うっ! それは違うの!!
……夕べ、あたしの前に現れた『ロマンスの神様』の助言に従って送った、いわば事故みたいなメールなのっ!!」

 あたふたしながら否定すればするほど、底なし沼にはまっちゃうみたいな勢いで、あたしは取り乱し、涼香ちゃんには格好の特ダネを与える形になって行きます。

「『ロマンスの神様』!? 何それー? マジウケるんだけど」

 しまった。これじゃあ、キャンプファイヤーにガソリンを注ぐような。
 猫の集会にマタタビかぶって参加するような。
 お代官様に箱詰めのお菓子みたいなものです。


「それって、実際に見ちゃったりなんかしちゃったり、したわけー!?
 ロマンスの神様って、どんな感じ? おじいさんだったのー!?」


 涼香ちゃんは、こういったファンタジックなものや、オカルト・トンデモ系の出来事が大好物で、ネス湖のネッシーがゆるキャラだと本気で信じ込んでいるくらいのイタイ一面があるんです。

 先日も、『エリダヌス座イプシロン星人』と街中でコンタクトすることに成功したとか、一般人には理解不可能なことを仰っていたくらいの筋金入りです。