会長候補はSweets☆王子!?

 ガッシャ!! という鈍い音を立てて、池永君のケータイはアスファルトの上に落ちました。

 あたしは、溢れる涙を拭いながら唇を噛み締めて、階段を一気に駆け上ると、改札口に真っ先に走り出します。

「おーい! 待てよ、チーマキちゃーん!!」

という背後からの声は、完全に無視して。


(学校着いたら、すぐにスカートの下に体操服のスパッツ履かなくちゃ!)


 本当に本当に、今朝くらいはアドルフォさんに送迎してもらえば良かった。
 最悪の一日のスタートです。



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(あ、ケータイヒビってるわ……)