「……俺は、元々喧嘩っ早いくせにバカで、ちっちゃな頃から悪ガキで、12で不良と呼ばれるような、そんなジャックナイフみてえに尖っては、さわるもの皆傷付けるような野郎だったさ。
もう小学校3年生の頃には、近所の中学生をのしちまうようになってて、自分で作ったメンコやBB弾を売りさばいて、将来のバイク代の足しにしようと考えるくらいは生意気だったな」
何て不良生徒なの!? でもメンコって何? BB弾って?
なおも梶山君の『昔、俺はワルだった』話は続く。
「で、そんな荒んだ毎日を過ごしている時、この姫と……西村姫子と出会ったんだ。
俺なんかよりもずっと厳しい生い立ちだったのに、姫は決して曲がったりしなかったし、すねたり弱い者イジメしたりもしなかった。
やがて、みんなから怖がられるだけだった俺も、姫と一緒にいたら、不思議と友達が出来るようになっていったんだ」
梶山君は、西村さんの席の方へ軽く目くばせ。
「俺、バカなのに昔っから手先だけは器用でさ。
図画工作とか美術の成績だけ、いつも5だったんだ。
ま、自慢だけどよ。
……その内、俺は姫に誘われて、姫と同じ施設の親がいない子供たちの為に、木工細工や竹細工の作り方教えるボランティア始めるようになったんだ。
楽しかったなー! 俺、初めて『必要とされてる』って思ったもん」
みんな梶山君の乱暴だけど、心がこもった応援演説に聞き入っている。
あたしもそうだった。
もう小学校3年生の頃には、近所の中学生をのしちまうようになってて、自分で作ったメンコやBB弾を売りさばいて、将来のバイク代の足しにしようと考えるくらいは生意気だったな」
何て不良生徒なの!? でもメンコって何? BB弾って?
なおも梶山君の『昔、俺はワルだった』話は続く。
「で、そんな荒んだ毎日を過ごしている時、この姫と……西村姫子と出会ったんだ。
俺なんかよりもずっと厳しい生い立ちだったのに、姫は決して曲がったりしなかったし、すねたり弱い者イジメしたりもしなかった。
やがて、みんなから怖がられるだけだった俺も、姫と一緒にいたら、不思議と友達が出来るようになっていったんだ」
梶山君は、西村さんの席の方へ軽く目くばせ。
「俺、バカなのに昔っから手先だけは器用でさ。
図画工作とか美術の成績だけ、いつも5だったんだ。
ま、自慢だけどよ。
……その内、俺は姫に誘われて、姫と同じ施設の親がいない子供たちの為に、木工細工や竹細工の作り方教えるボランティア始めるようになったんだ。
楽しかったなー! 俺、初めて『必要とされてる』って思ったもん」
みんな梶山君の乱暴だけど、心がこもった応援演説に聞き入っている。
あたしもそうだった。
