「偉いんだね。池永君は」
『別に……第一、今度生徒会長になろうとしたのだって、赤点オンパレードの俺でも、何か学校に役立つことすれば、ちょっとは製菓の専門学校進学するのに有利かも? って思ったくらい、不純な動機だしな』
本当に呆れちゃうくらいに不純な動機だ。
でも、その先にはたくさんの人を幸せにしたいっていう、純粋な『夢』もある。
あたしにはだんだん、何が正しくて、何が間違ってるのか分かんなくなって来た。
「あたしみたいに、両親が揃ってて、世間的に恵まれてる女の子のこと本当は軽蔑してるんじゃないの?」
『くだらない。真希ちゃんは真希ちゃん、俺は俺。
世間には家族全員が揃ってない人間なんて、いくらでもいるぞ?
……大内ちゃんだって、親父さんが昔、無実の罪を悪徳政治家に着せられて自殺しちゃったし、俺の対立候補の、ええと、名前何だったっけ?』
「西村姫子さん。それくらい覚えてよ」
『そう! 西村さんは、確か「さんさん・ひまわり園」っていう施設で育ってたはずだ』
知らなかった……あの西村さんが、爆発事件に巻き込まれた子供達と同じ施設の出身だったなんて。
『別に……第一、今度生徒会長になろうとしたのだって、赤点オンパレードの俺でも、何か学校に役立つことすれば、ちょっとは製菓の専門学校進学するのに有利かも? って思ったくらい、不純な動機だしな』
本当に呆れちゃうくらいに不純な動機だ。
でも、その先にはたくさんの人を幸せにしたいっていう、純粋な『夢』もある。
あたしにはだんだん、何が正しくて、何が間違ってるのか分かんなくなって来た。
「あたしみたいに、両親が揃ってて、世間的に恵まれてる女の子のこと本当は軽蔑してるんじゃないの?」
『くだらない。真希ちゃんは真希ちゃん、俺は俺。
世間には家族全員が揃ってない人間なんて、いくらでもいるぞ?
……大内ちゃんだって、親父さんが昔、無実の罪を悪徳政治家に着せられて自殺しちゃったし、俺の対立候補の、ええと、名前何だったっけ?』
「西村姫子さん。それくらい覚えてよ」
『そう! 西村さんは、確か「さんさん・ひまわり園」っていう施設で育ってたはずだ』
知らなかった……あの西村さんが、爆発事件に巻き込まれた子供達と同じ施設の出身だったなんて。
