会長候補はSweets☆王子!?

「真希ちゃん、電話終わったかー? ん?」

 あたしは泣いてる姿を、また池永隼人に見られちゃった。

 余計にシャクで悔しくて、そして自分自身が情けなかった。


「どうした? 喧嘩でもしたのか?」

「うるさいなあ……ほっといてよ!」

「ほっとけないよ。真希ちゃんは、間借り借りにも? ええと、借り間借りにも? ええと、とにかく俺の『パートナー』なんだからさ」


 あたしは苛立って

「曲がりなりにも、でしょ!? 
 分からないなら、難しい言葉使わないで!! 
 いつだってあなたは、あたしの心に土足でズカズカ踏み込んで来る!
……それに、池永君は生徒会長になるよりも、スウィーツ職人目指す方が絶対向いてるよ!! 人には『向き不向き』があるの。
 無理して、自分の出来ないことなんて、しようと思わないでよ」


 何かが鬱屈していたあたしは、自分が喋っているとは信じられない勢いで、一気にまくし立てていた。


「なあ、一つだけ聞いてもいいかな?」

「何よ!?」

「……俺のスウィーツ、美味しかったか?」


 は? こんな時に変なこと聞かないで! 論点ズレてるし!!