会長候補はSweets☆王子!?

「うん!! だけど、周りをパトロールしてもらってるし、近くには警察署もあるから、全然オッケーだよ……そう、大丈夫!」


 ごめんなさい! 林君、あたし今初めて嘘ついちゃいました。


『それなら安心だね。今夜はもう何も考えずに、ゆっくりと眠るんだよ?
 いいね』

(こんなにあたしのことを想ってくれてるのに、こんなに心配してくれてるのに……あたしって、本当にサイテーな子だよ)


「ええ。お休みなさい……本当にごめんなさい」

『彼氏なんだから、心配するのだって嫌じゃないよ。
 お休み。大好きだよ、真希ちゃん』


 あたしは、これ以上ない程の罪悪感にとらわれながら、通話終了ボタンを押す。いつの間にか、何に対してだか分かんない悔し涙が、ぽろぽろこぼれ落ちていたの。


(林君、今の『ごめんなさい』は、心配させたことよりも、あなたに対して嘘をついてしまったことの方に対しての『ごめんなさい』なんです……)