会長候補はSweets☆王子!?

 と、いう訳で(どーゆーワケだろ?)あたしと池永君は、フロアこそ違うものの、『ひとつ屋根の下』で一夜を過ごす成り行きとなってしまいました。


「……何で、あたしのこと『真希ちゃん』なんて呼ぶのよ?」

「いや、だってアドちゃん先生の手前、小さなマキちゃんの略なんて言えないだろ? 一応、スウィーツ講座の先生の雇い主なんだし」

「アドルフォさんは、あたしのお父様に雇われてるんであって、あたしが雇ってるんじゃありません」


 急に『真希ちゃん』だなんて、くすぐったいしキモいよ///

「じゃ、真希」「はあっ!?」


 有り得ない。絶ッ対に有り得ねえよお~と、江戸っ子みたいになりそう。


「何て呼んだらいいんだよ? もうお互いタメ口で話せるようになったんだから、次は進むしかないだろうが」

「何? その意味不明な理論? あなたは、そういうところがデリカシーないんですぅー!!」


「……ま、そうだよな。真希ちゃんには、彼氏いるんだし」


(そうだよ。あたしには林君が付いていてくれるんだもん)