会長候補はSweets☆王子!?

「真希ちゃんってば、高校生にもなってぬいぐるみ無いと眠れないの?」

 池永君が吹き出しそうになるのをこらえてる。

「「何か?」」あたしとアドルフォさんが、首だけを彼の方へ向けた。


「い、いや……か、カワイイじゃん」


 時計を見ると、もう12時五分前。
 何だか長い長い一日になっちゃったな。


「では、私は一旦おいとましますが、お嬢様、くれぐれもお気を付け下さい」


「はい。アドルフォさんも無理しないで」

「ありがとうございます」


 アドルフォさんは、裏口の従業員専用ドアに向かい、そこで足を止めると


「ついでに、もう一つだけ……真希お嬢様、昔の方はこうおっしゃいました。

『男は狼君なのよ? お気を付けなさい』と」


「は、はいっ!?」

「いいですね?……池永隼人君!」


 やっぱりアドルフォさんは、スマイル・スマイル・スマイルなのに、目だけが笑ってないよ~!