「ねー、ドカーンってなったと? ふうせんとどっちがおおきかったと?」
まだ小さいりりあんには、『爆弾』という物の概念がないんだろう。
「……風船はパーンってなっても、ちょっと痛いだけやもんな。
バクダンっていうんは、痛いだけやなくて『とっても痛い』し『とっても怖い』もんやけんな」
静也は、りりあんの小さな頭を優しく撫でながら、そう教えてやる。
やがて、最後まで姫子さんの膝の上で読み聞かせに耳を傾けていた小学1年生のトモもぐっすりと眠り、すーすーと寝息を立ててしまった。
「姫子さん、静也。二人はどう思う?」
「今日の事件のことか?」と静也は声のトーンを落とした。
「ああ、矢田部とか言ったっけ?
あの政治家センセを狙ったテロ事件っていうことで間違いないんか?」
「そうだろうな。たまたま偶然、池永隼人陣営推薦人のお嬢ちゃん……矢田部真希さんの親父さんだったから、俺もビックリしたけど、それは同じ街ってことで」
そこまで静也が言いかけた時
「私は静也とは違う意見だわ」
姫子さんが鋭い声で遮る。
まだ小さいりりあんには、『爆弾』という物の概念がないんだろう。
「……風船はパーンってなっても、ちょっと痛いだけやもんな。
バクダンっていうんは、痛いだけやなくて『とっても痛い』し『とっても怖い』もんやけんな」
静也は、りりあんの小さな頭を優しく撫でながら、そう教えてやる。
やがて、最後まで姫子さんの膝の上で読み聞かせに耳を傾けていた小学1年生のトモもぐっすりと眠り、すーすーと寝息を立ててしまった。
「姫子さん、静也。二人はどう思う?」
「今日の事件のことか?」と静也は声のトーンを落とした。
「ああ、矢田部とか言ったっけ?
あの政治家センセを狙ったテロ事件っていうことで間違いないんか?」
「そうだろうな。たまたま偶然、池永隼人陣営推薦人のお嬢ちゃん……矢田部真希さんの親父さんだったから、俺もビックリしたけど、それは同じ街ってことで」
そこまで静也が言いかけた時
「私は静也とは違う意見だわ」
姫子さんが鋭い声で遮る。
