会長候補はSweets☆王子!?

「で、アドさん。災難でしたね」

「ええ、まあ。でも、爆発寸前に闘牛士マタドールの型で爆弾をかわしましたので、どうぞご安心を」

「さすが! アドさんらしい」


(ん? 二人の話のトーンというか妙なテンションに付いて行けない)


「お嬢様、今のはスペイン風ジョークです」

「あ、そ、そうでしたか……あはっ、あはははは」

「HAHAHAHA!!」となぜか店内にいた他のお客さんまでつられて大爆笑。


「冗談はさて置き」とアドルフォさん、いつもの真剣な表情に戻り

「リョウさん、しばらくこちらの2階で、お嬢様をかくまって欲しいのですが。よろしいですか?」


「もちろん。幸い、ここなら学校からも近いでしょうし、いつも妻が身の回りの世話もしてくれますからね。
……おーい! カナー!!」

「なんじゃいなー?」と、ショートボブぱっつんの可愛らしい若い女の人が、ゆっくりとカウンター内からこちらにやって来た。

 ゆったりとしたラインのエプロンドレスを着ている。