「でも……あたしのせいで、後でばい菌とか入ったら」
虫歯一本もないのが自慢だけど、もしかしたらってこともあるし。
「矢田部さん、八重歯可愛いね」
「えっ///」
ポーっとしてうつむいてしまいました。
「これで、少しは池永も懲りるんじゃないの?
もし、また何かアイツが言ってきたら、僕の所に相談しなよ」
林君は、ポケットの生徒手帳を取り出すと、後半のメモのページを几帳面に切り外し、そこに携帯電話のアドレスと電話番号を書き付けました。
「えっ? これって?」
「僕の連絡先。いつでも矢田部さんが話したい時は、お気軽にね」
爽やかな林君の笑顔に、あたしもチワワのイラストがあしらわれたミニ名刺を交換します。
涼香ちゃんから作ってもらった物です。
「あ、あのっ……あたし、話ベタで文章書くのも上手くないんですけど」
「嬉しいよ。男子のアイドルとアド交換出来て」
ポンポンと頭を撫でられ、緊張してるのにいつもとは違う夢心地のあたしが自分自身信じられません。
林君の連絡先が記された生徒手帳のメモ裏ページには、小倉塚第二高校の校則第3条2項が印刷されていました。
【男女間の私的な連絡先交換は、これを禁じる】
虫歯一本もないのが自慢だけど、もしかしたらってこともあるし。
「矢田部さん、八重歯可愛いね」
「えっ///」
ポーっとしてうつむいてしまいました。
「これで、少しは池永も懲りるんじゃないの?
もし、また何かアイツが言ってきたら、僕の所に相談しなよ」
林君は、ポケットの生徒手帳を取り出すと、後半のメモのページを几帳面に切り外し、そこに携帯電話のアドレスと電話番号を書き付けました。
「えっ? これって?」
「僕の連絡先。いつでも矢田部さんが話したい時は、お気軽にね」
爽やかな林君の笑顔に、あたしもチワワのイラストがあしらわれたミニ名刺を交換します。
涼香ちゃんから作ってもらった物です。
「あ、あのっ……あたし、話ベタで文章書くのも上手くないんですけど」
「嬉しいよ。男子のアイドルとアド交換出来て」
ポンポンと頭を撫でられ、緊張してるのにいつもとは違う夢心地のあたしが自分自身信じられません。
林君の連絡先が記された生徒手帳のメモ裏ページには、小倉塚第二高校の校則第3条2項が印刷されていました。
【男女間の私的な連絡先交換は、これを禁じる】
