会長候補はSweets☆王子!?

「あ、先ほどのお電話の方ですね? どうもありがとうございます。
 改めまして、アドルフォと申します」

 大内君に対し、丁寧にお辞儀するアドルフォさん。
 ヨーロッパの王侯貴族も敵わない気品と威厳を兼ね備えた、矢田部家筆頭執事の立ち居振る舞いに、大内君も涼香ちゃんも圧倒されてるみたい。


「いえ……あの、テロですか? テロなんですか?」

 大内君は青ざめた顔で、声を押し殺してアドルフォさんにたずねる。


「十中八九そう思われます。
 これは、愉快犯などではなく、高度な技術と知識を持つプロの犯行です!」