会長候補はSweets☆王子!?

『爆弾が、郵便爆弾が屋敷にも先ほど届けられたんです!
……もしもし? 聴こえてますか? お嬢様、もしもーし!?』

 嘘っ? あたし達家族全員狙われてるの!?

 あたしは、真夏の猛暑の中とは思えない程、背筋が凍り付きそうな悪寒に襲われていた。
 同時に、冷や汗で首筋が冷たくなっているのにも気付いた。

「どうしたの? 何があったの? 真希!」

「い、家に……あたしの家にも、ば、爆弾が届いたって!」


 今度は、大内君が今度は電話を受け取り、まともに会話できなくなっているあたしと代わった。

 大内君は、ケータイのスピーカー機能をオンにして、会話があたしにも聴こえるようにしてくれる。


「もしもし、失礼します」

『どちら様ですか?』


「僕は、矢田部さんの同級生で、大内啓二と言います。
 ちょっと、矢田部さんはショックを受けて、具合が悪そうなので、僕が代わりにお話を伺います。
……矢田部さんのお父さんですか?」