「昔は、ウチの学校って結構学力高かったんですよね?」
「うん。トップ3校には常時入ってた。今じゃ、隣の『小倉塚高校』に大きく差を付けられてるけどね」
「今じゃ、受験組ですら朝の課外授業サボる有様ですもんねー。
どうして、朝ちゃんと起きられないのかな?」
「きっと、体内時計が乱れてるんだろう。
夜遅くまで遊び歩いて、明け方眠るような生活リズムだったら、そりゃあ勉強に身が入る訳ないさ。
……池永だって、学校の授業はサボるくせにバイトは熱心だもんな」
(今は、池永君のことを考えたくない。とにかく、憂鬱な気分になっちゃうから)
「大内君は成績優秀で、知能指数が高い人しか入れないようなクラブのメンバーなんでしょ? なのにって言ったら失礼かも知れないけど、どうしてウチの学校なんかに?」
「うーん、学費が安かったから。俺の家、母子家庭なんだよね」
「あっ、ごめんなさい。何かプライベートなこと聞いちゃって」
「気にすることないさ。親父がね、小さい頃に自殺したんだ」
「えっ!?」
大内君は池永君とは違って、冗談なんて言いそうにない人だった。
だから、その何気ない彼の一言に、あたしは絶句してしまう。
「ごめん。重かったな」
「い、いえ……あたしの方こそすみません」
「謝るなよ。気を使われるのが一番苦手なんだ」
気まずい沈黙の中、向こうから走って来たのは、我が親友の永末涼香ちゃん。
「あっ、涼香ちゃん。今帰り?」
軽く手を振ったあたしを、ダーッと走り抜けた涼香ちゃんはすぐさまあたしのいる地点まで引き返し
「大変だよっ!! 真希、今すぐテレビのニュースを観て!
それで、お家に電話かけてっ!!」
「えっ!?」
あたしは大内君と顔を見合わせた。
「うん。トップ3校には常時入ってた。今じゃ、隣の『小倉塚高校』に大きく差を付けられてるけどね」
「今じゃ、受験組ですら朝の課外授業サボる有様ですもんねー。
どうして、朝ちゃんと起きられないのかな?」
「きっと、体内時計が乱れてるんだろう。
夜遅くまで遊び歩いて、明け方眠るような生活リズムだったら、そりゃあ勉強に身が入る訳ないさ。
……池永だって、学校の授業はサボるくせにバイトは熱心だもんな」
(今は、池永君のことを考えたくない。とにかく、憂鬱な気分になっちゃうから)
「大内君は成績優秀で、知能指数が高い人しか入れないようなクラブのメンバーなんでしょ? なのにって言ったら失礼かも知れないけど、どうしてウチの学校なんかに?」
「うーん、学費が安かったから。俺の家、母子家庭なんだよね」
「あっ、ごめんなさい。何かプライベートなこと聞いちゃって」
「気にすることないさ。親父がね、小さい頃に自殺したんだ」
「えっ!?」
大内君は池永君とは違って、冗談なんて言いそうにない人だった。
だから、その何気ない彼の一言に、あたしは絶句してしまう。
「ごめん。重かったな」
「い、いえ……あたしの方こそすみません」
「謝るなよ。気を使われるのが一番苦手なんだ」
気まずい沈黙の中、向こうから走って来たのは、我が親友の永末涼香ちゃん。
「あっ、涼香ちゃん。今帰り?」
軽く手を振ったあたしを、ダーッと走り抜けた涼香ちゃんはすぐさまあたしのいる地点まで引き返し
「大変だよっ!! 真希、今すぐテレビのニュースを観て!
それで、お家に電話かけてっ!!」
「えっ!?」
あたしは大内君と顔を見合わせた。
