会長候補はSweets☆王子!?

「……矢田部さんは、これから大変だよな。
 何だか学校中のみんなが、君と池永の仲を誤解してるみたいだし」

(うっ! そうだったよ~)

 大内君と一緒に歩きながら、あたしは今回の『推薦人騒動』で我が身に降り掛かった現実を、嫌でも直視しなければならないことを思い出した。


「ま、人の噂も何とやら。事態はすぐにおさまると思うよ」

「そうでしょうか?」

「そうなるように祈るしかないけどね」

 大内君は、小さくため息をつきながら、どんどん遠ざかって行く生徒会室をチラリと見やった。