会長候補はSweets☆王子!?

「遊んでる暇があったら、池永。お前生徒会室の掃除でもやっとけ」

 大内君は、掃除用具入れを指さした。

「……西村陣営は、校外の別の施設で会議や会合をやるからってことで、お前がここを使わせてもらうんだからな。
 ったく、勿体ない話だよ」

 はっきりと聞こえるように舌打ちする大内君。

「任せとけ。俺、バイトでいつもやってるから結構綺麗好きなんだ」

「「え?」」あたしと大内君の声が揃った。


「おい! これから生徒会長になろうとしてるお前が、アルバイトとかやってんの?」

「ん? 何か問題でも?」意に介せず、でホウキとちりとりを手に顔を上げる候補者ご本人。


「大問題だ!! そんな時間ある訳ないだろ!?
 お前、何考えてるんだ? これから選挙戦はいよいよ本格的になるって時に、不真面目にも程があるぞ!」


 大内君のお怒りはごもっとも。あたしだって我が耳疑っちゃったよ!
 学校生活とバイトの片手間に、今回の生徒会長選挙に打って出ようなんて考えてたの? 有り得ない! 絶対に有り得ないでしょ!?