やがて、休憩スペース脇の自動販売機から、二人分のカップを持って来た彼は、あたしにそれを手渡し
「はい、どうぞ。アイスココアで良かったかな?」
「……あ、ありがとうございます。いただきます」
走り過ぎて、泣き疲れて、カラカラになったあたしの喉を冷たいココアがスーっと潤して行きました。
「僕は、2年5組の林 浩光(ハヤシ・ヒロミツ)。君は?」
「あたしは、3組の矢田部真希です」
池永君の時とは違ってて、林君には素直に自己紹介が出来ました。
「ああ、思い出した! 確か、こないだの新聞部学年別アンケートで
『男子生徒の守ってあげたい女子人気投票ナンバー・ワン』になった矢田部さんだね?」
「えっ!?///」
涼香ちゃんがゆってたあの情報、誇張でも冗談でもなかったんだ!
「綺麗な金色の髪してるね。うらやましいなあ」
「そ、そんなことないです。
この髪のせいで、小さい頃から『何目立ってるの?』とか『お高くとまってるね』って、ずっと同級生に言われ続けて来たんです……」
「だって、君の髪って生まれ付きなんだろ? そんなの理不尽だよ」
それはあたしにも分かってます。でも、言い返す勇気もパワーもありません。
「はい、どうぞ。アイスココアで良かったかな?」
「……あ、ありがとうございます。いただきます」
走り過ぎて、泣き疲れて、カラカラになったあたしの喉を冷たいココアがスーっと潤して行きました。
「僕は、2年5組の林 浩光(ハヤシ・ヒロミツ)。君は?」
「あたしは、3組の矢田部真希です」
池永君の時とは違ってて、林君には素直に自己紹介が出来ました。
「ああ、思い出した! 確か、こないだの新聞部学年別アンケートで
『男子生徒の守ってあげたい女子人気投票ナンバー・ワン』になった矢田部さんだね?」
「えっ!?///」
涼香ちゃんがゆってたあの情報、誇張でも冗談でもなかったんだ!
「綺麗な金色の髪してるね。うらやましいなあ」
「そ、そんなことないです。
この髪のせいで、小さい頃から『何目立ってるの?』とか『お高くとまってるね』って、ずっと同級生に言われ続けて来たんです……」
「だって、君の髪って生まれ付きなんだろ? そんなの理不尽だよ」
それはあたしにも分かってます。でも、言い返す勇気もパワーもありません。
