顔を上げたその彼は、少し垂れ目がちの瞳に、長いまつげ。
男の子にしてはかなり綺麗な色白で、細身の体つき。
柔らかそうな耳まで掛かった長めの髪からは、ふわりと良い香りが漂って来ます。
(わ、何だかウチの学校には珍しい、気品のある人だ///)
「あ、あの、その……ごめんなさい! 急いでて。
お、お、お怪我とかないですか?」
あたしは申し訳なさと恥ずかしさ、それにさっきのショックも尾を引いて、すっかりしどろもどろになりながら、何とかそう言いました。
「大丈夫。落ち着いて。ゆっくり、ゆっくりでいいからね」
彼は、そう言いながらニッコリと優しい微笑みをあたしに投げ掛けてくれました。
「あれ? どうしたの? 君、泣いてるの?」
ハッ!? あたしは、自分の頬を知らず知らずの内に伝っていた大粒の涙をあわてて拭うと、気まずくなって彼から視線を逸らしてしまいました。
(そ、そんなことより! あたしのせいで)
急いで、バラバラになった資料類やレポートを拾うのを手伝おうとしますが、あたしの指先は面白い程ガクガクと震えて、力が入らずに軽い紙切れすら落としてしまいます。
「無理しなくていいよ」
男の子にしてはかなり綺麗な色白で、細身の体つき。
柔らかそうな耳まで掛かった長めの髪からは、ふわりと良い香りが漂って来ます。
(わ、何だかウチの学校には珍しい、気品のある人だ///)
「あ、あの、その……ごめんなさい! 急いでて。
お、お、お怪我とかないですか?」
あたしは申し訳なさと恥ずかしさ、それにさっきのショックも尾を引いて、すっかりしどろもどろになりながら、何とかそう言いました。
「大丈夫。落ち着いて。ゆっくり、ゆっくりでいいからね」
彼は、そう言いながらニッコリと優しい微笑みをあたしに投げ掛けてくれました。
「あれ? どうしたの? 君、泣いてるの?」
ハッ!? あたしは、自分の頬を知らず知らずの内に伝っていた大粒の涙をあわてて拭うと、気まずくなって彼から視線を逸らしてしまいました。
(そ、そんなことより! あたしのせいで)
急いで、バラバラになった資料類やレポートを拾うのを手伝おうとしますが、あたしの指先は面白い程ガクガクと震えて、力が入らずに軽い紙切れすら落としてしまいます。
「無理しなくていいよ」
