「カッシーセンセ、ありっしたー!!」
池永君が珍しく真面目に頭を下げて、樫村教頭にお礼を述べます。
「ハハハ! お礼は当選してからにしてくれよ。
何だか、君を見ていると若い頃の自分を思い出してね」
確かに! あたしと涼香ちゃん、佐々木先生までもが大きく頷きます。
……あたしは、教頭先生がさっきおっしゃた言葉を頭の中で復唱していました。
『恋をすると、人は強くも・弱くもなる』というあれです。
そして、もう一つ。
佐々木先生が池永君のことを叱責して、罵っているのを横で聞いていて、自分でも全然説明出来ないけど、物凄く不愉快になったのが気になりました。
本来、池永隼人なんてあたしにとって『天敵』でしかないのに。
平穏な地味子の日常を脅かす、そんな害悪のはずなのに。
(どうしてだろう?)
池永君が珍しく真面目に頭を下げて、樫村教頭にお礼を述べます。
「ハハハ! お礼は当選してからにしてくれよ。
何だか、君を見ていると若い頃の自分を思い出してね」
確かに! あたしと涼香ちゃん、佐々木先生までもが大きく頷きます。
……あたしは、教頭先生がさっきおっしゃた言葉を頭の中で復唱していました。
『恋をすると、人は強くも・弱くもなる』というあれです。
そして、もう一つ。
佐々木先生が池永君のことを叱責して、罵っているのを横で聞いていて、自分でも全然説明出来ないけど、物凄く不愉快になったのが気になりました。
本来、池永隼人なんてあたしにとって『天敵』でしかないのに。
平穏な地味子の日常を脅かす、そんな害悪のはずなのに。
(どうしてだろう?)
