会長候補はSweets☆王子!?

「ま、まあ。それはあるかも」

 池永君、あっさりと認めました。


「お節介かも知れないけど、生徒会長になりたいんだったら『君がどうしたいか?』よりも『みんなにどうなって欲しいか?』を考えなくちゃ。
 我が校の生徒たちは、学力は他校に劣るかも知れないけど、そういった部分の【カン】は鋭いと思うよー?」

「……」池永君は、珍しくグーの音も出なくなったみたいです。


「でも、池永君が『学校のみんなに楽しい、甘くてスウィーツな高校時代を過ごしてもらいたい』ってことは分かるよ。
 恋って、いいよね。恋は人を強くも、弱くもさせてくれる」


 カッシー教頭先生は、遠くを見るような目線で語りだします。

「僕も、昔新任教師だった頃に、同僚の素敵なちょっとSっぽい女性教諭と恋におちたんだ。いつも僕のことを、チャライだとかキモイだとか罵ってくれてさ///
 干物女で、掃除や洗濯なんか全然ダメだったから、僕が毎日彼女の教師寮に入り浸って、キレイにお片づけしたり、かいがいしく海老のチリソース炒め作りに行ったりして。

 今では、僕のディア・ワイフで、可愛いエンジェルも2人いるんだけど」


「「「どーでもいーです!!」」」

 真剣に聞き入る池永君以外の3人が、見事なハーモニー。