会長候補はSweets☆王子!?

「……それに、矢田部を推薦人にして立候補届を出そうとしているそうじゃないか?
 池永、お前は矢田部のお父上が、この学園……いや、我が県の教育行政にとって、非常に強い影響力を持っていることを知って、今回の立候補に引き入れようとしているのか!?
 はっきり言って、お前がやっていることは我が学園にとってマイナスでしかないんだ!!」


 池永君はキョトンとしていて、佐々木先生がなぜここまでナーバスになっているのか分かっていない様子でしたが、あたしには嫌と言う程理解出来ました。


 佐々木先生は、小倉塚第二高校の面子(メンツ)を保つため、地元選出の衆議院議員令嬢であるあたしと、学校始まって以来の問題児である池永君が、こともあろうに『生徒会長選挙』という大きなイベントで接近することを、かなり警戒しているのでしょう。

(やっぱり、先生方はあたしのことを、矢田部家の一人娘としか見ていてくれてないのかな?)

 あたしは、しょんぼりしながら、佐々木先生が池永君に対して浴びせるお説教を聞いていました。