「ア、アンタがここにあるクマさんやうさぎさんや、ニャンコやワンコのお絵描きしたっていうの?」
「ああ、この俺が、クマさんやうさぎさんや、ニャンコやワンコのお絵描きしたんだが、何か問題でも?」
「い、いや。上手いね」
「サンキュッ!」
ニヒルな笑顔でそう言うと、梶山は自分の真後ろに控えていた、分厚い黒縁メガネをかけ、バサバサの長髪で顔を覆いそうになっている、痩せぎすの男子生徒の方へ声を掛ける。
「おいっ、早坂。アレ持って来たか?」
「……そ、そ、そ、総長。ア、ア、アレとは?
なんざんしょうかー?」
「おいおい! お前の仕事だろ? アレだよ……『委任状』だよ」
(え? 委任状? まさか、まさかこいつらが)
俺の危惧は見事に的中した。
『委任状 私、梶山静也は、次期小倉塚第二高等学校生徒会長選挙において、立候補予定者・西村姫子の推薦人となる旨、ここに確かに記します』
「ああ、この俺が、クマさんやうさぎさんや、ニャンコやワンコのお絵描きしたんだが、何か問題でも?」
「い、いや。上手いね」
「サンキュッ!」
ニヒルな笑顔でそう言うと、梶山は自分の真後ろに控えていた、分厚い黒縁メガネをかけ、バサバサの長髪で顔を覆いそうになっている、痩せぎすの男子生徒の方へ声を掛ける。
「おいっ、早坂。アレ持って来たか?」
「……そ、そ、そ、総長。ア、ア、アレとは?
なんざんしょうかー?」
「おいおい! お前の仕事だろ? アレだよ……『委任状』だよ」
(え? 委任状? まさか、まさかこいつらが)
俺の危惧は見事に的中した。
『委任状 私、梶山静也は、次期小倉塚第二高等学校生徒会長選挙において、立候補予定者・西村姫子の推薦人となる旨、ここに確かに記します』
